太ももの出っ張りと股関節の歪み

 太ももの付け根の骨盤と股関節がつながる部分が歪んでしまうと周囲の筋肉も緊張してしまい、その結果として出っ張ってしまうことがあります。

特に女性の骨盤は、男性の骨盤に比べて浅く出来ているので、歪むと股関節の上部の部分の出っ張りが目立ってしまいます。女性と男性の骨盤の違いは、他のページに書いてあるので、気になる人はこちらを参考にしてください。

それでは、太ももの出っ張りを起こす股関節の歪みについて簡単に説明したいと思います。

 左図は、分かりやすくするために左足の太もも部分の骨を青ラインに黄色の色をつけて描いてみました。

上部の丸くなっている部分が骨盤につながる部分で、少し細くなり次の曲がり角の丸くなった出っ張りが大転子と言われるところです。

股関節が歪んで太ももが出っ張って見える部分は、この大転子と言われるところです。大転子には、歩くときに身体が揺さぶられないように固定する筋肉が付いています。

上図の小殿筋(黄色)と中殿筋(赤色)などです。

 股関節が歪むと太ももの上部が出っ張るということについて、もう少し詳しく考えてみようと思います。

右図は、股関節と骨盤をつなぐ上の部分を断面にしたと仮定した図です。複雑な部分をシンプルにしているので、正確性は少し劣りますが説明用には、分かりやすいかなと思います。

右図の上の図が正常に股関節が骨盤につながった様子と描いています。正常だと大腿骨の頸部を通る線に対して少し外旋して付いています。

解剖学の本ではネジレ角と言われていて、ヨーロッパ人の平均値は約12度と書かれています。大転子の部分が少し後ろ向きに付いているのが正常ということです。

ところが股関節が歪んで大転子の部分が内旋して前方に向いてしまうと下図のように膨らんできて、前から見ると出っ張っているように見えてしまいます。

実際に股関節の歪みで、周りの筋肉も全体的に緊張して硬くなってしまうので、コリが膨らんで出っ張ってきてしまいます。

 股関節の筋肉で上記の中殿筋と小殿筋は、側面についている丈夫な筋肉で、歪んで緊張すると硬くなりやすいく痛みを発生させてしまいます。痛みについての説明は、他のページでしているので省略します。

ここでは、太ももの出っ張りに関係した筋肉を考えてみます。左図の赤い部分の筋肉は、大腿筋膜張筋と言われる筋肉で、骨盤の前側から太ももの横にある大腿筋膜(腸脛靭帯)につながって膝の横に伸びています。

働きは、大腿の外転と屈曲と内旋になり、上記の説明にあったように大転子が内旋した歪みが起こると歩いた時に緊張しやすくなるので、筋肉が緊張して骨盤の前側の部分が硬くなり少し膨らんできてしまいます。

股関節の歪みと筋肉の緊張が合わさって、太ももの出っ張りが起きてしまうことがあることがあるので、日頃から姿勢や歩き方に気をつけていたほうが良いと思います。