足首の歪みと足裏、踵の痛みについて

 足のゆがみと痛み、違和感について考えてみたいと思います。人間は、2本足で歩くので足に歪みがあると腰や上半身にも緊張が伝わります。

歪んだ身体は、無意識にバランスを取るために頭部が傾いたり、片側の肩が前に出たりして、立ったときに重心が身体の内側に来るように調整しています。

このことからも、地面との接地面である足裏や足首は重要な部分と言えるでしょう。

ここでは、身体の最下部パーツとして動ている足について、イラストを使って簡単に考えてみようと思います。

 まず、はじめに考えることは、人間は2本足で立ち、しかも自由に歩くことができるということです。

多少バランスが悪くても、別に異常が無いうちはあまり足の歪みなんて普段は考えませんよね。
靴の裏が片方だけ早く減ってくるとか、片方の靴下だけ破れやすいとか、気にはしなくてもサインが出ている人もいるでしょう。

 

左のイラストは、右足を膝下から分断した図と足裏のバランスポイントをABCと表した図です。

先ほど、人間は2本足で立っていると言いましたが、骨盤から下の膝までの骨は長くて太い骨が左右1本ずつになっていますが、膝から下の足首までは太い骨ともう1本外側に細い骨が入っています。

骨盤から考えると左右2本の骨が膝下で4本になり、そして踵から足指まではブロックのように沢山の骨で構成されています。バランス的には足裏は、ABCで三脚のように重さが分散してくれると安定します。

考え方をまとめると、片足が上から1-2-3と重さをうまく分散出来ていると立ったときに安定しやすいということです。

 本当は、もっと複雑に出来ていますが、簡単な2本足模型を作ろうかなと考えれば、左右の底辺を三脚にして合計6カ所でバランスを取ればすごく安定した模型が作れると思います。

* 野口整体の体癖論のこの6カ所のバランスで身体のタイプを12形態に分けています。興味のある人は、整体入門 (ちくま文庫)をお勧めします。

足の指が5本あって踵が大きいのに3点にバランスを分散させるとは、ちょっと分かりずらい話ですが、解剖学的な骨の名称を使って説明しても分かりやすさは変わらないし、足首から下の骨は複雑なので細かい説明は、ここでは省略します。

右のイラストは、重心が外側のBに偏った様子を描いたものです。重心がAに偏った生活が続くと、外反母趾になりやすくなります。

 ここで、話を元に戻します。

足首の歪みのことについて書く予定だったので、どちらの足首が緊張しているか自分で調べるやり方を説明します。

まず、足を肩幅に開いて立ち、ゆっくりと膝を曲げていくと筋肉が緊張している方の足にツッパリ感や曲げずらさを感じると思います。緊張が強いと片方の足が外に流れるように動く人もいるでしょう。

左図を見ると膝下の2本の骨の様子が分かると思いますがこの2本の骨の動きが悪く、足首付近でくっ付いたようになって緊張していると、歩いた時に片足に違和感を感じます。踵や足裏に痛みを感じる人もいます。

 筋・筋膜的に考えると、片方の足だけサイズが小さい靴下を履いたような感じになっています。片方の足だけ靴が脱げやすい人は、片足が緊張して少し小さくなっているからです。

ちょうど足がグーを握った状態のようになっています。足首と足底筋膜が緊張してきつくなっていると動きも悪くなるし、左右の足のバランスも悪くなって、まっすぐ歩いているつもりでも緊張した側に傾いて行ってしまう場合があります。

私は、右足緊張型なので身体が疲れてくるとすぐに分かります。
右足首が緊張するので、緊張が身体の上部に連鎖する前に右足の緊張をリリースして少し長めに寝ることにしています。リリースしてすぐに動きすぎると、また緊張するからです。

専門的には、上記の2本の骨に関係した筋肉をゆるめて、踵の骨のねじれを整えて、先ほど説明したABCの三角形のバランスをよくします。足低筋膜をリリースしてからAとBの幅を少し広げると安定します。

一般の人が、簡単に足の緊張を取るには、足湯が手軽に行えます。興味のある人は、こちらのページを参考にして下さい。足裏をほぐしたい人は、足裏の指圧についてのページに説明があります。