ぺたんこ座りと股関節の歪みについて

 骨盤周りや股関節に痛みや違和感がある人の歪みを施術していて、感じることの一つに日常生活での座り方の問題があります。

歪みを整えて筋肉に弾力が回復しているので、痛みなどの症状は収まっていても、座り方に癖がある人は直ぐに元の歪みに戻ってしまう場合があります。

症状が出なければ、歪んでいても気にしない人もいますが、歪んだまま年を取っていくと年齢が上がるにつれて膝痛や股関節痛になるリスクが増えます。

なので、脚に歪みを作りやすい、ぺたんこ座りと股関節の歪みについて簡単に説明いたします。

 左図は、ぺたんこ座りの様子を簡単に描いてます。

股関節や膝の関節が硬い人は出来ないと思いますが、女性は関節が柔らかい人が多いので出来る人が多いでしょう。

女の子で子供のころからよく、ぺたんこ座りをしていれば股関節がストレッチされて柔らかいまま成長するので、脚が少し歪んでもあまり違和感を感じないと思います。

違和感が多くなるのは、成長が終わってピークを過ぎたころから仕事や家事の疲れで筋肉が硬くなってくる頃からです。

左図では、股関節が内側にねじれていて、膝下は外側にねじれています。

 股関節が内側にねじれるということは、股関節を外側にねじる筋肉がストレッチされるということです。

右図は、股関節の外旋筋を簡単に描いてます。長い方の筋肉は、仙骨から股関節につながる梨状筋という筋肉です。そして、下側の短い筋肉は坐骨から股関節を結ぶ5つの筋肉です。

これらの筋肉の働きは、太ももの骨を外側にねじることです。なので、ぺたんこ座りをすると太ももは内側にねじれるので、外旋筋はストレッチされることになります。

下図のような胡坐をするのが癖になって、脚がO脚気味の人がたまに縮んだ外旋筋群をストレッチするのは良いと思います。

どちらにしても、ぺたんこ座りまたは胡坐を日常生活で長くする人は、股関節が内回りか外回りの癖がついてしまうことになります。

 上図の外旋筋群がストレッチされているか短縮されているかの違いになり、年齢の増加と共に股関節の歪みが定着されてしまいます。

それなら、座禅の胡坐はダメなのと考える人がいると思うので、少し考えを整理したいと思います。

元々、座禅はインドで行われていてもので、座禅で瞑想をして硬くなった身体を解すのにヨガを行ったと言われてます。

なので、胡坐をしてもストレッチで解せば股関節が外回りになる癖は付かないと思いますが、日常生活で行う胡坐は座り方の習慣なので、反対にねじってストレッチする人はいないでしょう。

股関節の内回りと外回りについて考えたので、次に股関節から太ももにかけて閉じているのか開いているのかを考えていきます。

脚を閉じる筋肉は右図の太もも内側にある内転筋という筋肉で、開くのは骨盤部分にある外転筋になります。

内側にある内転筋が弱いと膝が開いてしまい、股関節が外側にねじれているとガニ股になり、内側にねじれていると内股O脚になってしまいます。

内転筋が正常な強さで膝が閉じていても、ぺたんこ座りの癖が付いていて股関節が内側にねじれて歪み、膝下が外側にねじれていると歩くときに膝下の外側に体重が掛かりやすくなり、膝下外側の部分が膨らんで膝下O脚になってしまいます。

ぺたんこ座りなどの偏った座り方が習慣になると、股関節が歪んでしまい周りにある筋肉が緊張して硬くなって、骨盤や脚の歪みが定着してしまう場合があります。

片脚だけ緊張が強くなって、痛みなどの症状になる人が多いのですが、脚に緊張を起こす原因は歪んだ股関節や膝関節なので、原因になる座り方はあまりしないようにした方が良いと思います。