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 鍼の効果について

 鍼の効果を説明するのには、東洋医学的に言うと鍼の刺激で気の調整を行い、気の流れが良くなって自然治癒力が高まります。と言えば、そんなものかなという感じで済んでしまいますが、気の流れって何っていう人には理解しがたいことになると思います。

そこで、先日読んだ本に分かりやすく鍼灸の効果が科学的に解説されてたので、もう少し簡単に自分の言葉でまとめてみました。右に紹介している本は、アメリカの医大で教授をしていた、日本人医師が一般向けに書いたツボ押し健康法の本です。

 東洋医学が科学的でないとは言い切れませんが、今の科学で説明するのにはちょっと?の部分があるので、本では解剖生理学的な説明がされています。

この頃、昔と違って脳のfMRIの画像で、ツボに鍼を刺したら脳のどの部分に反応が現れるかを調べられるようになったので、欧米では科学的な研究が進んでいます。

 左図は、手にある合谷というツボに鍼を刺したと仮定したイラストです。合谷の位置は、親指と人差し指の間の部分にあります。イラストより写真の方が良いかなと思いましたが、鍼が細すぎて映りが悪かったので簡単なイラストになってます。

ツボに鍼を刺すということは、身体を包んでいる皮膚に刺さり身体の中に侵入していきます。皮膚の下にある筋肉などにも鍼が刺さります。その刺激が知覚神経を経由して、背骨の中を通って頭の中にある脳に伝わっていきます。

脳に伝わると言っても、なんか漠然としているのでもう少しだけ噛み砕いて考えていきたいと思います。


 脳を機能的に分けると大脳と脳幹と小脳になります。大脳、中脳、小脳、なら大中小で話が分かりやすいのですが、中脳は脳幹の一部になり延髄などと一緒のグループを形成してます。

すごく分かりずらいので、脳幹は両方の耳の間で鼻の奥の方にある脳の根っこも部分だと思った方が分かりやすいかなと思います。

 鍼の刺激が背骨の中を通って、頭(脳)まで届くのですが刺激が届く先が延髄と中脳と視床下部というところに伝わっているそうです。簡単に言うと頭の奥の方の脳の根っこの部分ですね。

刺激が伝わると延髄では、自律神経の調整作用が起こるそうです。自律神経の説明をすると長くなるので、ここでは省略いたします。

刺激が中脳に伝わるとオピオイドという脳内麻薬の分泌が促されて、鎮痛効果が発揮されるようです。自家製の鎮痛剤みたいなモノですね。錠剤と違って副作用がないので安心ですね。

そして、刺激が視床下部というところに伝わると抗ストレス作用があるオキシトシンというホルモンの分泌すが促されるそうです。鍼がうつ病などの精神疾患にも有効であるといわれるのは、刺激が脳に伝わりオキシトシンの分泌が促進するためだと思います。

以上をまとめてみると、鍼の刺激が脳の3つの部分に伝わって、それぞれのスイッチが入って自然治癒力を促進するということです。

もう一つの効果は、刺激が脳に伝わる前に背骨の中にある脊髄で反射が起こり、鎮痛作用がある物質の分泌が促されるそうです。こちらも痛み止め系の効果ですね。脊髄反射の説明は、こちらのページでしてます。


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