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 鍼の効果と脊髄反射について

 鍼の効果についてのページで、身体に鍼を刺した刺激が知覚神経を経由して脳の3つの部分に伝わり、それぞれの作用を起こすことは説明しているので、ここでは脊髄反射ということについて簡単に説明します。

脊髄反射とは、身体に加わった刺激が背骨の中にある脊髄で反射が起こるメカニズムのことです。頭(脳)まで伝わる前に背骨(脊髄)で反射が起こるので、脳に伝わってから起こる反応よりも素早い反応になります。

熱くなったやかんに間違って触れてしまい、熱いと瞬間的に手を引っ込めるなどの素早い反射のことを脊髄反射といいます。知覚神経が正常なら素早い反応が起きますが、鈍っている人は反応も鈍い場合があるかもしれません?

 それでは、鍼の効果と脊髄反射の説明の前に鍼治療で使われている鍼について説明したいと思います。

一般的に販売されている鍼は、使い捨て(1回使用)の鍼で滅菌された状態で包装されています。太さは1番~5番までの真ん中の3番鍼で、0.20mmなので、1mmの5分の1の太さしかありません。

なので、細かな作業が苦手な人は、身体にうまく鍼を刺すことが出来ないので、鍼治療を仕事にするには向いてないです。1番鍼は、0.16mmなので髪の毛の太さとあまり変わりません。では、そのような細い鍼を身体のどこに刺して、脊髄反射を起こさせるのかを見ていきましょう。

 鍼治療やツボ押しで脊髄反射を効果的に起こすには、圧痛点と言われるところを刺激します。圧痛点は、トリガーポイントとも言われ、痛み(関連痛)の引金(トリガー)になるポイントのことです。

圧痛点を刺激すると知覚神経を経由して、脊髄で反射がおこり、GABA(ガンマアミノ酪酸)という物質の分泌が促されるそうです。GABAは、鎮痛作用があるので慢性痛のなどの痛みが弱められます。

肩こりでよく起こるトリガーポイントは、右図の青印Ⅹのようなところですが、手で触ってみて圧痛を感じるところが圧痛点ですね。日常の姿勢や偏った身体の使い方をしていると、疲労する筋肉が偏ってしまいその部分にコリが積み重なってきて、そこにトリガーポイントが出来てしまいます。

 トリガーポイントを見つけるには、凝っている部分を手指で触ってみてコリコリしているところを探し、押すと痛みが響くところを見つけます。鍼治療を行う場合は、その部分に鍼を侵入させます。

身体に鍼が侵入すると知覚神経を経由して、脊髄で反射が起こります。左図を見ると少し分かりやすいかなと思いますが、四角い皮膚の部分に鍼を刺したとすると背骨の中の脊髄で刺激がループして、筋線維の方に信号が伝達されます。

脊髄反射では、脳に刺激が行く前に脊髄で刺激がループして反射が起こってます。鍼の刺激で起きる反射は、その部分にGABA(ガンマアミノ酪酸)を分泌させて、慢性痛などを緩和させる働きを促進させます。

凝り固まって発痛物質で汚染されている部分に、鍼の刺激でGABAという鎮痛物質を分泌させて、身体の痛みを緩和させるということです。


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