顔と頭部の歪みと筋筋膜の関係

 今まで他のページで、骨盤の歪みや身体のバランスと筋膜の関係を簡単に説明してきたので、ここでは顔と頭部の歪みと筋膜の関係について考えてみたいと思います。

筋膜とは、頭のてっぺんから足のつま先まで覆っているネット状の線維のことだと他のページで説明しましたが、もう一度そのことについて考えてみましょう。

筋肉の線維を包んでいるのが筋膜で、皮膚のすぐ下には皮下筋膜があり、皮膚が身体の外側を包んでいるように、筋膜は身体の内側を包んでおります。

他のページで、ノリ巻きのイラストを使って筋膜と身体の歪みの説明をしましたが今回は、頭からシーツをすっぽりと被ったイメージで説明したいので、てるてる坊主のイラストを描いてみました。

右図は、てるてる坊主をシンプルにしたイラストです。向って左側の図(オレンジ色)は、緊張がなくリラックスした状態のてるてる坊主です。

そして、右側の図(赤色)は、片側に緊張が起こった状態として考えてください。
一枚のシーツで包まれているので片側に緊張が起こると、緊張した側は縮んで引っ張られてしまいます。

右側のてるてる坊主は、緊張の連鎖で目と口元が少し垂れてしまいました。

てるてる坊主の説明で、筋膜の緊張が連鎖すると、顔も歪むということが少し理解できましたか?

顔も皮膚の下は、筋肉なので緊張すると表情が硬くなるというのは分かりますよね。

さて、今度は身体と頭部のバランスについて考えてみたいと思います。

図は、背中から肩首と頭のバランスを簡単に表した模型図です。

左側(青色)は、バランスの取れた状態です。
そして、真ん中(オレンジ色)は、傾いた状態です。

身体は、バランスが崩れて傾くと無意識に反対側の筋肉を収縮させてバランスを取ります。
右図(赤色)のようになると考えてみてください。

身体の歪みが、顔や頭部の歪みへと連鎖する関係がなんとなく分かりますね。

 正面から写真を撮ってみて、頭が傾いていたり、肩の高さが左右違っていたら、顔の歪みをチェックしてみると目の大きさが違ったり、顎が傾いていたりします。

少しぐらいの歪みなら、あまり気にしない人が多いと思いますが、歪みがひどくなると見た目も悪くなりま
すが、顎関節症や片頭痛などになる人もいるので注意が必要です。

◆ まとめ

 顔と頭部の歪みと身体の歪みが、筋肉と筋膜の緊張の連鎖で影響することが少しだけイメージ出来たかなと思います。

顔の皮膚の下は筋肉と筋膜で覆われていて、その下の頭蓋骨は脳を保護しております。

肩や胸、背中から伸びた筋肉は、首から後頭骨や側頭骨につながってます。身体の歪みがあまりひどくなると、後頭部が尖がったり、頭頂部が歪んで頭の形が左右違ってしまうこともあります。

乳幼児の頃に寝方が悪くて、頭の骨が歪んで発達している場合もありますが大人になってから、身体の歪みと共に頭や顔が歪んでいる人が大勢います。

頭の形を整えるのは専門的になるので、少しの顔の歪みなら首肩と胸部のストレッチと顔のマッサージで整えられるので気になる人は試してみてください