クレニオ筋膜リリースについて

 この頃、筋膜リリースという単語をネットで検索するといろいろなアプローチの仕方の筋膜リリースを見かけることがあります。

言葉の意味としては、筋膜をリリース(解放)するというだけなので、いろいろあっても良いと思います。アメリカでも、筋膜リリースは日本での整体のようにいろんな人達が各々の考えで行っています。参考ページ

 ここでは、クレニオ筋膜リリースについて簡単に説明してみたいと思います。

クレニオ筋膜リリースとは、頭部顔面部の筋膜リリースのことです。筋膜リリースのテクニックの一部なのですが、筋膜リリースという用語の使われ方が変わってきているので、頭と顔の筋膜リリースのテクニックとして簡単に説明いたします

医学英語では、Cranioは頭蓋との関係を示す連結形と出ているので、正確にいうと頭蓋と顔面ならCraniofacial(クレニオフェーシャル)になります。でも、筋膜リリースも英語を正確に訳すなら本来は、筋筋膜リリースなので少し短縮しても構わないでしょう。

 それでは、クレニオ筋膜リリースの説明を始めていきます。まずは、右図を見ると分かると思いますが、頭の骨のイラストがあります。頭蓋骨は、頭の骨と顔の骨はセットになって構成されています。

頭蓋骨の内側で起きている脳脊髄液の循環メカニズムは、クレニオセイクラルセラピーのページで簡単に説明をしていますが、頭の骨と骨盤にある仙骨までの背骨の内側には、硬膜という管があり、その内側で脳脊髄液が循環しています。

脳脊髄液の循環するリズムを調えるのが、クレニオセイクラルセラピーなら、クレニオ筋膜リリースは頭蓋骨の外側を覆っている筋膜に対して行うテクニックです。

骨に対して施術を行うカイロプラクティックや整体などでは、上記の骨のイラストの骨と骨のつなぎ目(縫合)に対してテクニックを行います。

筋膜リリースでは、直接的に骨のつなぎ目に対してアプローチするのではなく、外側を覆っている筋膜に対して施術を行い、間接的に頭や顔の骨の歪みが整うようにします。

左図は、顔面にある表情筋と頭と首の筋肉を簡単に描いてます。表情筋の説明はこちらのページでしているので省略します。

頭と顔の骨に表情筋や食べ物を噛むときに働く咀嚼筋がはりついています。その一つ一つの筋肉は筋膜に包まれていて、全体も表層筋膜に覆われているので、筋肉のアンバランスな緊張は筋膜を通して、頭や顔の歪みの原因になってしまいます。

頭や顔の筋肉の緊張をマッサージをしてほぐしても、血行が良くなって、筋肉が柔らかくなっているときは、一時的に歪みが目立たなくなる効果もありますが、また筋肉が緊張すると歪みが元に戻ってしまいます。

歪みがひどい人は、筋膜の緊張と縮んで引っ張っているところもあるので、その部分の筋膜をリリースして頭と顔の骨のバランスを整えないと効果が持続しません。

それでも、片方の歯で噛む癖のある人や頬杖をつくのが癖の人は、自分で顔を歪ませているのと同じなので気をつけた方が良いと思います。