左右の目の大きさの違い

左右の目の大きさの違いについて

 ときどきテレビを見ていると、テレビに映る人の左右の目の大きさが違って見えるときがあります。

気になりだすと意識して観るので、カメラの向きの関係かなとかライトの方向が片目だけ、少しまぶしいのかなとか考えてしまいます。

でも、左右の目の大きさを比べてから、口元のほうれい線を比べてみて左右の深さが違っていたりすると顔の片側が収縮してるのかなと考えます。

なので、今回は左右の目の大きさが違って見える、筋肉の緊張について、簡単に説明したいと思います。

左図は、左右の目の大きさが少し違った様子を描いてみました。簡単に描いているので、よく観ないとそんなに違ってみえません。

説明用なので、もっと極端に左右の目の大きさを変えてみてもよかったのですが、あまり違ってしますと現実感がなくなると思うので、よくある違いの程度で描き、矢印を入れました。

実際の人間の顔は、左右の形が違っているので、あまり気にしなくても良いと思いますが、顔面や頭部の筋肉や筋膜の緊張をリリースすると目が開きやすくなるし、顔の表情も整ってくるので、気になって何もしな
いよりは手入れした方が良いと思います。

では、よくあるパターンの筋肉の緊張について説明をいたします。

右図は、緊張した側の顔を横から見たと仮定した図です。

以前に、顔の歪みと咀嚼筋の緊張についてというページで、頭の横側の筋肉と顎を閉じる筋肉の緊張と顔の歪みについて説明していますが、目を閉じる筋肉にもこれらの緊張が影響してしまいます。

咀嚼筋は、硬い物を噛むと分かると思いますがすごく強くて丈夫な筋肉です。片方の歯で噛む癖のある人は、片側の筋肉が余計に働いてしまい顎の左右の筋肉の緊張のバランスが狂ってしまう時があります。

 顎が余計に働く側の筋肉は、疲れて硬くなり凝った状態になると近くにある目を閉じるのに働く、眼輪筋の動きにも影響してしまいます。

眼輪筋は、皮筋なので近くの側頭筋や咬筋が緊張して硬くなっていると緊張した側の皮膚がつっぱってしまい、眼輪筋の動きも悪くなります。

左図は、眼輪筋(赤)を半分とその下にある上眼瞼挙筋(青)を簡単に描いてみました。

先ほども説明しましたが、眼輪筋は皮筋なので筋膜も薄くなります。目を閉じる作用のある眼輪筋と、開く作用のある上眼瞼挙筋は重なっています。

加齢により上眼瞼挙筋が衰えてくると、目が開きづらくなる眼瞼下垂になってしまいます。その場合は、整形手術が効果があるようです。

ここでは、一般的な左右の目の大きさの違いについて考えているので、緊張した側の側頭筋や顎周りの筋肉と目の周りの筋肉をバランスよくマッサージをして筋肉の緊張をリリースすることをお勧めします。

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