基質とは、動物の結合組織にある細胞間物質のことです。 基質は、卵の白身のような粘り気のある透明な液体で、結合組織細胞すべてを 包みこんでいます。人体に加わるショックの分散や組織の移動を防ぎ、人体の中の 潤滑剤のような働きをしています。 基質は、冷たいときはジェル状で温めるとオイル状に変化して、動きが滑らかに なります。 ここで、人体を構成する組織について説明します。 人体は、4種類(筋組織、神経組織、上皮組織、結合組織)の組織ですべて構成 されています。 その中の結合組織は、3つの成分から成り立っています。 コラーゲン繊維、エラスチン繊維、そして基質で出来ています。この3つの成分は、 人体の基本成分で混ぜ合わせ方によって骨や血液、腱、靭帯、筋膜などの結合 組織を作ります。 チキソトロピー(揺変性)とは? 揺変性とは、単にかき混ぜたり、振り混ぜたりすることによってゲル(ジェル)が ゾル(オイル)に変わり、またこれを放置しておくと再びゲル(ジェル)に戻る性質 のことを言います。 基質が液体(オイル)の状態では、動きやストレッチが滑らかになり、栄養や細胞 の老廃物の交換が効率よく行われます。 ケガや年を取ると基質は、ゲル状(ジェル)になります。 この性質を理解すると手技で体を整えるときに役に立ちます。圧をあたえたり、温め たり、ストレッチ(伸ばす)よって、結合組織の間にある基質がオイル状に変化する からです。 指圧で硬結(ツボ)が溶けるのも、この性質によってではないかと思います。 |
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