テンセグリティ構造とは?

 人体の構造について考えるときに、別々なパーツが重なって成り立っていると捉えてしまう人もいる
と思います。私も以前は、そのように考えていたと思います。

専門学校では、解剖学や生理学は習いますが構造学は習わないからです。

左写真がテンセグリティ構造の模型です。自作で作ってみました。

テンセグリティーとは、張力(tension)と統合(integrate)が一緒になった造語です。

アメリカの手技療法の分野では、この見方が主流になってきています。

 

 右写真が多重圧縮構造の「だるま落とし」です。解剖学を順番に勉強していくとなぜか、人体をこのような見方(考え方)になってしまいます。知識を順番に積み重ねていくからですかね。

 

 そこで考え方を整理する為に、左写真の筋肉と骨格を頭の中で足してみてください。

テンセグリティー構造の模型のヒモの部分が筋肉で、棒の部分が骨と考えることができます。

骨だけ考えると「だるま落とし」のように思ってしまいますが、2つを同時に一緒のモノとして考えるとテンセグリティー構造になると思います。

この構造は、ヒモ(筋肉)の張力が統合してなりたっています。棒(骨)は、スペーサーとしての働きをしています。

テンセグリティー構造は、非常に軽い構造です。
簡単な例としてキャンプで使うテントなどもこの
構造ですね。

 

 右写真は、テンセグリティー構造の途中にティッシュを入れてテントのようにしたところです。

筋膜リリースのセミナーでは、人体の横方向の隔膜の説明で使っています。

一般的には、横隔膜が知られていますね。人体には、他に骨盤隔膜と上胸部にも隔膜があります。

全体の歪が横方向の隔膜にも影響するということです。そして、精神的な緊張が横隔膜などにかかると、体全体にも影響してしまうということです。

人体を一つのユニットとして捉えることは、体の歪みと整えるのに大切なことです。