肩の高さが違う歪み

肩の高さが違う歪みについて

 先日、鏡を見たときになんか片方の肩の位置が高くなっていたので、肩の高さが違う歪みについて考えてみました。

人の歪みを直す仕事をしているのに忙しいと自分の歪みは、痛みがないと気にしないでいるので、気づいたときになんか変って感じがします。

右肩より左肩が上がっていたので、おかしいなと考えてみたら、寒いときに左肩に鞄をかけて外出していたので、左肩の筋肉が緊張して短縮した状態になっていました。

夏なら暑いので、ここまで肩の筋肉が緊張しないと思いますが、寒いと縮こまってしまいますね。

左図は、よくある片方の肩が高くなる歪みのパターンです。

前から見ると片側の鎖骨の位置が高くなっています。首から肩に付いている筋肉が緊張して短縮した状態になっているからです。

ここでは、イラストに筋肉を入れるとゴチャゴチャして見にくくなるので、筋肉の図は省略しました。なので、個別の筋肉の名前を使った説明もしないでおきます。

身体を動かすときに筋肉は収縮するので、肩に鞄をかけて歩くと落ちないように肩を持ち上げ気味にすると思います。

鞄を手に握って歩けば、前腕の筋肉を収縮して指を屈曲させて落ちないように持ちますね。

 身体を動かすときに収縮するのは分かるけど、動かし終わって鞄を置いているのに肩が上がったままなんておかしいですね。

右図は、後ろから見たと仮定した図ですが、片方の肩甲骨が高くなっています。鎖骨と肩甲骨は上腕骨とグループになって動くので、鎖骨が高くなっていれば肩甲骨も高い位置になります。

では、上がったままになった肩の事をもう一度考えてみると、寒くて筋肉が縮んでしまったのか?疲れて縮んだまま硬くなっているのか?

いろいろな原因は考えられますが、歪みが出来るパターンは繰り返し行う動作が原因しています。

同じ動作を繰り返して行うということは、その動作を行うのにいつも同じ筋肉が働かなければならないからです。

 繰り返し使う部分の筋肉が緊張して、反対にあまり使わない方はリラックスしているので、身体(骨組)は緊張した方に引っ張られるので、そのような歪みを生んでしまいます。

繰り返し行う動作が癖になり、同じ部分の筋肉が緊張して、疲れが溜まると硬くなり、筋肉を包んでいる筋膜にも緊張と短縮が起きてしまいます。

筋肉が緊張しているだけなら直りやすいのですが、筋膜の緊張と短縮が起こると歪みが固定化されてしまいます。

歪みが固定化されないようにするには、普段と違った方向の動きで、違う部分の筋肉を刺激する行うことをお勧めします。

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