筋肉の片寄り疲労について

 身体に疲れが溜まると筋肉が凝ってきて、誰でも不快感を感じることがあると思います。筋肉のコリには、肉体的な疲れや緊張と精神的なストレス性のコリもありますが、ここではどちらが原因のコリかは別にして考えていきます。

このサイトには、慢性筋肉疲労についてというページもありますが、今回は筋肉の片寄り疲労と身体の歪みについてということで解説していきたいと思います。

 筋肉が疲れて硬くなりコリになると血液やリンパ液の流れが滞り、痛みの原因になる発痛物質が発生してしまいます。首肩や腰に痛みを感じる人が多くいるでしょう。

首肩や腰などは、身体の中心部で手や足がつながる部分でもあり筋肉が多く、何種類もの筋肉が交差して重なっています。なので、筋肉疲労が起きやすく、痛みなどの症状も感じやすいところです。

 ここからは、筋肉の片寄り疲労について考えていきます。筋肉が疲労するとどのような状態になるかというと、筋肉が疲労して硬くなると収縮力が低下してしまいます。

筋肉が硬く膨らんだ場合は、筋肉と筋膜が短縮してしまいます。同じ筋肉疲労でも、期間が長くなると収縮力が低下して弾力を失ってしまう場合があります。どちらにしても、筋肉の緊張が強い方に身体が傾いていきます。

筋肉には、屈筋と伸筋という分け方もありますし、姿勢筋と相動筋という専門的な見方もありますが、片寄り疲労を簡単に説明しているので難しい話は省略します。

身体の中では、対で働く筋肉の緊張が強い方に骨が引っ張られていきます。もしくは、身体を動かしたときに緊張が強い方の筋肉の方向に身体の部分が向っていきます。

もう少し簡単に説明するとあまり良いたとえではないですけど、O脚の人が歩き始めると膝が外側に向かって動き出します。筋肉の緊張した方に骨が引っ張られて動くということです。

O脚の場合は、片寄り疲労なのか癖なのかは分かりづらいですけど、片脚だけ外側に向いて動く場合は、そちら側の脚の外側やお尻の部分の筋肉が緊張しているので、片寄り疲労があると考えられます。

仕事や日常生活で繰り返し行う動作に使う筋肉が、あまり使われていない方の筋肉よりも疲れが溜まるということが片寄り疲労ということになります。

一日中、パソコンのモニターを見ながら座って仕事をする人と、立ち仕事をしている人では、使われる筋肉も違ってきますし、疲労する部分も異なってくるでしょう。

筋肉の片寄り疲労した部分に痛みや不快感が起きると、筋肉の伸び縮みが悪くなってしまい身体の動きも悪くなります。

そのような状態が続くと身体が歪んできて姿勢も悪くなってしまいます。なので、片寄り疲労が起きているなと感じる人は、運動や体操で普段あまり使われていない側の筋肉を刺激して、筋肉疲労を分散させることが大切です。

疲れが溜まっていて、自分で運動や体操をするのも大変だと思う人は、酷くなる前に施術にかかることをお勧めします。