温灸治療について

 当院で行っている温灸治療について、分かりやすく説明していきます。当院では、煙の出ないスモークレスの棒灸を使って身体を温めています。お腹や腰などを棒灸で温めると内蔵の働きが活性化され、体調が良くなっていきます。

お灸には、いろいろな種類があるのですが一般的にお灸のイメージは、もぐさを体の上に置いて線香で火をつけて煙がもくもくして、アッチッチとなるような感じだと思います。

もぐさが皮膚に直接触れない台座灸などは、ドラックストアなどでもシールをはがして身体にくっつける、せんねん灸などが売られているので購入して使っている人もいると思います。

 お灸の種類には、大きく分けて2種類があります。直接灸と間接灸に分けられていて、もぐさを皮膚の上に直接置いて燃焼させるのが直接灸で、皮膚との間に空間をあけるかニンニクや生姜のスライスを置いた上にもぐさを乗せて燃焼させるのが間接灸になります。

間接灸でも、当院で行っているのは皮膚から空間をあけて温める棒灸を使って行うやり方で、皮膚ともぐさの間にニンニクや生姜を置いてやる方法は隔物灸と言われてます。

 写真に写っているのが、スモークレスの棒灸です。普通の棒灸は、乾燥したもぐさを棒状に紙で包んでいるので、火をつけると煙がもくもく出ますが、スモークレスの棒灸は炭になっているので火をつけても煙がほとんど出ません。

それでも、火をつけるので煙が出なくても線香のような匂いがします。換気扇と空気清浄機をつければあまり気にならないので使いやすいです。私も、2019年までスモークレスの棒灸を使ったことが無かったのですが、自分の指が関節炎になったのを治すのに使ってみたら調子が良くなったので、施術でも使うようになりました。

自分でスモークレスの棒灸をいろいろ試してみて、お腹と腰を温めるのが健康にすごく良いことを再発見しました。へそ灸というものあるのですが、お腹を温めると胃腸や肝臓などの内蔵のはたらきが良くなっていきます。

内蔵でも腎臓は背中側にあるので、腰を温めると調子が良くなります。そして、背骨周りの筋肉を温めると腰痛に良く効きます。スモークレスの棒灸は、温灸器に差し込んで皮膚の上にガーゼシートを被せてから温めています。

温灸器には、網が入っているので火傷の心配もなく、ガーゼシートの上から行うので灰が付くこともありません。手足の関節を温める場合は、棒灸を手にもって皮膚から2~3センチ離して緊張した部分をじっくりと温めます。