8Mセラピー(8motion Therapy)について
8Mセラピーとは、カラダのねじれや歪みを直すことを目的とした当院独自の手技療法のコンセプトです。筋肉と筋膜の緊張を緩和して、骨格の歪みを整えて、身体のバランスを回復させるアプローチになります。筋膜リリースとの連携が良くなるようにデザインされています。
それでは、8Mセラピーの基礎になる8モーションネット理論をシンプルに説明していきます。まず初めに、このサイトのアドレスである8motion.net/ についての由来は、8方向の動きのネットワークという意味から付けた言葉です。トップページのロゴは、8方向の動きをまとめたモノを表現しています。
カラダのねじれや歪みを直すのには、カラダの構造を整えるための基礎になることを理解する必要があります。カラダの動きや関節の動きを理解していないとテクニックも使いこなせないので、動きの理解からはじめて身体のつながりを考えていきます。
◇ 8方向の動きの統合
左図は、8方向の動きを表している図です。
図の中にある、RとL は、ライトとレフトの略で、前後にあたるFとBは省略しています。
人体の動きとしての前屈後屈、左右の側屈と左右の回旋と圧縮と牽引を表した図になります。
厳密に言うと圧縮と牽引は、一人では出来にくい動きですが伸びと縮みと簡単に考えて下さい。
身体の歪みを整えるために行う、筋膜リリースのテクニックでは、圧縮と牽引する手技が重要になってます。
右図は、上記の動きを統合させた図です。このサイトのロゴになった、8モーションの統合された図になります。
そして、8モーションネット理論の全体像を表すイラストは、左図の8motion.net/ 人体模型図になります。この図は、後ろ側から見たと仮定したモノです。
この人体模型図のイラストが出来上がるのには、はじめに上記の8方向の動きの統合図から始まり、ネットワーク思考を経てリンクすることで大きくなり、人体の構造的なバランスと言われているテンセグリティー構造の考え方を加えて、解剖学的な筋肉の模型図を足して 8motion.net/ボディーチャートが生まれました。
8motion.net/の基本コンセプトは、「8方向の動きとつながり」になります。そのことを身体にあてはめて見ていくのに重要な要素は、筋肉と筋膜のつながりです。
人間は、筋肉の収縮作用で動くことができ、その筋肉を包んでいる筋膜によって身体全体とつながっているのです。身体の一部の筋肉が緊張して、縮んだまま硬くなってしまうと、緊張した筋肉の方に引っ張られてしまい、全体的な身体のバランスが崩れてしまいます。
筋肉の緊張の連鎖が身体の歪みの元になっているということです。
身体の歪みとバランスについて、簡単に説明いたします。
◇ 不快な症状と歪み
身体にコリや痛みなどの不快な症状が現れると、その部分と関係した筋肉が緊張して、少し動いただけでも身体の動きに違和感を感じますよね。
最初は、少しの痛みでも一カ所に発生した筋肉の緊張が不自由な動きを誘発して、身体全体に影響を与えることがあります。そして、長い期間におよぶ筋肉の緊張によるストレスが全身に歪みや捻じれを形成してしまいます。
◇ 身体の歪みと症状
身体に歪みがある状態でいると血行不良や神経圧迫、リンパ液の流れなどの滞りが起こり、肩こりや腰痛、慢性疲労などの症状が現れてきます。
この歪みによる痛みや不調の原因である筋肉の異常な緊張は、筋繊維を包んでいる筋膜のネットワークを通して全身に広がって行き離れた部分にも関連痛などの症状を引き起こしてしまいます。
◇ 身体のバランスと健康
身体の一カ所の筋肉に異常な緊張が起こると、その筋肉は収縮して硬くなり、結果として短縮した筋肉に関わる関節の動きが悪くなり身体に歪みを作ってしまいます。
一つの部分の歪みが筋肉と筋膜の緊張の連鎖によって、身体全体に影響を与えてしまうことになります。
全身のバランスを考えて、部分の筋肉や筋膜の歪みを調整すると歪んだ骨格が整い、身体の自然治癒力が活発になります。その結果、身体の歪みが整い、姿勢が良くなって健康になっていくのです。
以上、8Mセラピー的に見た、身体を整える方法の基礎になる身体の見方を簡単に説明しました。8Mセラピーは、私が2004年に開業から、以前勉強したいろいろなことや最新の治療法などを研究して、シンプルにまとめた独自の手技療法のコンセプトです。8Mセラピーに関係したページリスト