指圧の効果を考える。背中の指圧と健康について

なぜ、指圧は効くの? 背中の指圧と健康についての解説

 指圧をするというと一番はじめに想いつくのが背中の指圧だと思います。

背中を押してもらうとすごく気持ちいいですよね。背スジが伸びる感じでコリがほぐれてきて眠たくなって、よだれが出でくることもありますね。カラダで感じる気持ち良さは、舌で感じる感覚と同じで皮フの感覚になります。

始めて指圧にかかった外人さんは、「おいしい指圧」って言う人がいます。これは、直訳なので意味はちょっと日本語と違いますが感じ方はあっているように思います。

そういえば、日本人も「うまい」って言いますよね。これも、美味いじゃなく上手いの意味だと思いますが、感覚的に言えば同じでかな?

美味しくて、カラダに良いのは、今の時代にピッタリですね。

気持ちよくて、よく効く背中の指圧の説明をイラストを通して見ていきましょう。

 まず、背中の指圧で重要な筋肉は、背骨の両脇にある脊柱起立筋と言う筋肉です。

名前のとおりの意味で背骨の立たせる筋肉になります。背骨を立たせるってことは、カラダを支えるのにすごく重要な働きをしていると言うことです。

よく、なんか背中が凝ったなと思うことがありますよね。それは、この筋肉のどこかにコリが出来て、血行が悪くなって柔軟性が減少しているサインです。

そのままにしていると背骨が歪んでいってしまいます。歪んだ骨格は、内臓の働きを悪くしてしまいます。

 そこで、重要なことは脊柱起立筋を柔軟にしておくことです。
背筋に対しての指圧が効果のあることがなんとなくわかっていただけましたか?

筋肉を指圧すると血行が良くなって、新陳代謝が促進されて柔軟性が増しいきます。

その結果、カラダの歪みが整って健康なカラダになっていきます。

背中の両側の筋肉には、東洋医学の重要なツボが沢山あって背スジのコリをほぐすことによって、内臓の調子を良くしたりすることも出来ます。

背中を押してなんでお腹の調子が良くなるの?と思う人もいると思います。

人間のカラダは、背骨から内臓に関係した神経が出ており、お腹の調子が悪くなったりすると内臓反射が起こって、背中の筋肉に緊張を逃がします。

食べ過ぎや飲みすぎなどによって、胃や肝臓などが疲れてくると、その裏側にある背筋が凝ってきます。

背中の指圧を行うことによって、背筋がコリが取れて血行が良くなり、胃や肝臓などの内臓の働きが良くなっていきます。

簡単な説明でしたが、背中の指圧が効果のあることがわかっていただけましたか?

背中の筋肉は、お尻から頭の付け根にある首の上部の筋肉までつながっているので、ここを柔軟にしておくことがとても重要になります。

腰痛や肩こり症状のある人の背中の筋肉は、緊張が強く柔軟性が低下しています。

ちょっと考えてみると、どこからどこまでが腰でどこからが肩なのかはっきりした区別ができる人は、あまりいないのではないでしょうか?

ただなんとなく、肩が凝ったとか腰が凝ったなんて感じている人は、多いと思いますが、肩と腰の筋肉がつながっていてその筋肉が首から後頭部にまで伸びているなんて、普段は考えませんよね。

背中の指圧は、肩から腰の下側にある仙骨までを押圧していくので、背スジが伸びてスッキリ爽快な気分になりますよ。

このページでは、背中の指圧を通して指圧の効果と健康について考えてみましたが、指圧は全身の筋肉を押してほぐしていくので、カラダ全体の筋肉の伸び縮みが良くなり、新陳代謝が向上して健康になっていきます。

error: Content is protected !!