筋肉太りと身体の歪みについて

 身体の歪みを整えていると、身体が細くなる人が時々います。
歪みが取れて、代謝が良くなった結果として部分的に引き締まる場合と循環が良くなって、浮腫みが減って細くなる場合があります。

ここで言う細くなるとは、痩せるのとは少し違った意味で、体重はあまり変わらないのに膨らんでいた部分が引き締まった結果として細くなるということです。

ダイエットで痩せるのは、本人の努力が必要になりますが、歪みを整えて細くなるのは適切な施術を受ければある程度は可能なことです。ライフスタイルを改善しないと効果が出づらい人もいますが個人差があるので説明は省略します。

 このページでは、筋肉太りと身体の歪みについての簡単な説明なので、まずは筋肉太りになりやすいタイプについて考えてみようと思います。

 左図は、胚葉学で分類される身体のタイプを簡単に描いたものです。ボディービルや栄養学をする人は、知っていることですが、一般的に知っている人は少ないと思います。

左側から肥満型(内胚葉型)、筋肉型(中胚葉型)、痩せ型(外胚葉型)に分けられています。体質には、個人差があるので、それぞれの割合が分かれて一番強く出ているモノが、その人の体質傾向になります。

簡単な説明ですが、なんとなく筋肉太りになりやすい人は、どのタイプの人か分かりますよね。痩せるつもりで運動をしても中胚葉型の人は筋肉が付きやすいので、筋肉が膨らんでしまい太く見えてしまう場合があります。

スクワットで太ももまわりの筋肉が発達して、足が太くなったり、腕立て伏せで腕に筋肉が付いて太くなったりします。

男性なら筋肉が付いても構わないことですけど、女性で気になる人は自分がどのタイプの体質か考えて、適切な運動をした方が良いです。

友達と一緒に同じものを食べても、外胚葉型の人は沢山食べても太らない体質ですし、内胚葉型の人が同じに食べたら体脂肪が付きやすい体質なので効率よく太ってしまいます。

体質は、遺伝的傾向が強いので自分の身体のことを理解して、食事や運動を行うことをお勧めします。

 次は、身体の歪みについて簡単に説明してみます。
筋肉太りとは関係ないように思いますが、筋肉が緊張したままになっている部分が膨らんで太く見える部分(右図)で、緊張した筋肉が歪みを作る原因にもなるので関係があります。

 筋肉は、収縮すると短くなって膨らんで身体を動かしたり固定したりする働きがあります。

手足の関節で考えてみると曲げたり伸ばしたりするのには、二つの筋肉が互い違いに働いた結果として動きます。

どちらか一方の緊張が強くなると緊張したままの状態が続いてしまい引っ張られた方向(左図)に傾いてしまいます。

引っ張っている方の筋肉が縮こまって太くなり、歪みを生んだままだと身体はバランスを取るために他の部分に新しい緊張(歪み)を作ってしまいます。

痩せるつもりの運動が筋肉太りになったり、身体が歪んだりしてしまうことがあるので、筋トレとストレッチ、休息と栄養のバランスを考えて身体をケアすることをお勧めします。