指圧・整体における症状の改善と生命エネルギーの変化

 皆さんの中には、指圧や整体をかかるのに何回ぐらい治療すれば調子良くなるの?と思う人がいるとおもいます。

指圧や整体は、施術者によってやり方や考え方が違うのと、受ける人の体調や年齢などによっても治療の回数や効果が変わってきます。

ここでは、グラフを使って治療にかかる為のアドバイスをしたいと思います。下記の3つのグラフを見ながら、あなたの症状や体調、年齢などを考えながら一度ご自身のカラダについて客観的に見ていってください。

健康を作るのは、あなたのカラダに対する考え方と行動によってです。

グラフ1 体調によるエネルギーリズム

まず、始めに下から順番に説明していくと、レットラインの下が病気になります。このエリアには、ならないようにしましょう。

そして、指圧や整体にかかる人で多いのが肩こりや腰痛、慢性疲労などに苦しんでいる、イエローラインの下にいる半健康な人達です。

健康な人は、半健康にならないように注意をしましょう。

その上の好調エリアにいる必要がある人は、スポーツ選手や経営者などのハイパフォーマンスを要求される
人です。好調な状態を維持するには、定期的なケアは必要になりますよね。

グラフ2 治療によるエネルギーの改善

 指圧や整体を受ける人で多いのが半健康な人で日頃から、肩こりや腰痛、慢性疲労などの症状に苦しんでいる方です。

半健康な人の生命エネルギーリズムを改善する為には、体調や症状によって異なりますが5~10回程度の治療によって健康なエネルギー状態に改善していきます。

そして、健康な状態を維持するために定期的なカラダのメンテナンスとして指圧や整体にかかることをお勧めします。

*長期にわたる慢性症状の方は、改善するのに必要な治療の回数は多くかかります。

グラフ3 年齢による推移

 生命エネルギーは、個人によって違います。そのエネルギーの推移も違ってくるので、治療が必要になる年齢は異なってきます。

健康的に人生を歩んでいるAさんと、30代を過ぎた頃から半健康になってしまったBさんのグラフです。

上記の3つのグラフの説明のまとめ

 一番上のグラフは、日々の生命エネルギーの移り変わりです。生きているうちには、病気になってエネルギーがダウンするときもあると思いますが個人の基本的な生命エネルギーのリズムと考えてください。

病気になって症状がはっきりしていて、明確な病名がある方は医師の指示に従って西洋医学的な治療をお勧めいたします。

指圧や整体などの代替医療が効果を発揮するのは、半健康な状態の人です。慢性的な症状の方は、生命エネルギーレベルを健康な状態に高めないと症状の改善は起こりません。

 真中のグラフは、治療によるエネルギーレベルの改善を示しています。ここでは、半健康の人のリズムを健康な人のリズムに行くように示してしています。病気エリアの方や健康エリアの方でも上のエネルギーレベルに治療によって改善することは可能です。

ただ、治療の回数や間隔などは体調や症状によって異なります。

 一番下のグラフは、年齢による生命エネルギーレベルの推移になります。
上の2つのグラフで個人のエネルギーレベルと治療によるエネルギーレベルの改善について述べましたが、個人の体調や年齢によってエネルギーのレベルが変化していくことを客観的に捉えてください。

個人の体調や条件によって治療を受ける回数や間隔は異なりますが、25才を過ぎたあたりからご自身の健康について考えてみることをお勧めします。
20代後半から30代前半の人は、エネルギーに余力があるので一時的にダウンしても1~3回の治療で改善していきますが、30代後半~40代前半になると仕事のストレスなども加わり、一度エネルギーがダウンするとなかなか改善しなくなることがあります。

そのような場合は、焦らずに週1~2回程度の治療を2~3ヶ月続けて体調を回復することに専念することをお勧めします。

そして、40代後半から50代の方は、定期的にご自身のカラダの手入れをしておくことが、その先の人生の道のりにとって重要になると思います。

*上記の説明は、生命エネルギーの変化による体調不良の改善を一般論的に述べたものです。

骨格(関節)の歪みよる痛みなどは、1回の治療で改善する場合もあります。
症状により短期間に集中的(1週間前後)に治療を受けることにより効果がでる場合もあります。アメリカでは、1~2週間の滞在型の治療プログラムを行っている施設もあります。