眉間のしわと筋肉の緊張
何気なく鏡を見て、眉間のしわが気になるときがある人がいると思うので、眉間のしわについて考えてみました。
私もこの前、目が疲れたときに自分で眼精疲労のはり治療を鏡を見ながら行い、目の周りのツボに鍼で刺激をしているときに眉間のしわが気になりました。
若い時は、皮膚や筋肉に弾力があるので眉間の筋肉に力が入っているときだけ、しわができますが、年々弾力が低下していくと復元力が弱くなってきて、力を抜いてもしわが残ってしまう場合があります。
私も目が疲れていて、目の周りの皮膚や筋肉に弾力が無くなっていたので、眉間のしわが気になりましたが、鍼治療で刺激をしたら、筋肉がリラックスして眉間のしわが目立たなくなったので、イラストを描いてみました。
左図のように、眉間にしわが出来るとなんか印象が悪くなるように感じられますね。イラストは、ちょっと目も怖い感じですけど。
眉間にしわを作る筋肉の収縮方向は、矢印の方向になります。
細かい物を見るのに目の周りの筋肉を緊張させて、焦点を合わせるときに、眼輪筋の収縮と共に眉間の筋肉も収縮します。筋肉に力が入って収縮すると、皮下筋膜と共に表面の皮膚も収縮した方向に引っ張られます。
右図は、表情筋の緊張とほうれい線のページと顔の歪みと咀嚼筋の緊張のページでも使っていますが、筋肉の緊張と筋膜の動きを簡単に表しています。
顔の筋肉は、身体の筋肉と違ってサイズが小さいく表情を作ったりする働きがありますが、筋肉のコリが原因でしわを発生させてしまう場合もあります。
それでは、眉間にしわを作る筋肉について説明します。
左図は、頭の骨に眉間の部分の筋肉だけ描きました。鼻の上側にある中央部分の筋肉は、鼻根筋と言われています。そして、眉間部分で左右に眉毛の方向にあるのが皺眉筋です。
皺眉筋(すうびきん)は、漢字のとおり眉間にしわを作る筋肉ですね。プチ整形では、これらの筋肉にボトックス注射をして、ボツリヌス菌で筋肉を麻痺させて、力が入らないようにしています。
筋肉に力が入らなければ、しわが出来ないので筋肉をリラックスさせるのにマッサージで小さなコリをほぐしても効果はあります。