キネシオロジーとタッチフォーヘルスについての簡単な説明
キネシオロジーって言葉を聞いたことがない人は、何のことかなって思いますよね。私も始めは、なんのことか良くわからずに筋肉をテストすると何か良いことあるのかなと思っていました。
専門的に言うキネシオロジーとは、運動機能学と言われスポーツ分野で身体運動を研究する学問のことになります。
そして、一般的に言われているキネシオロジーは、ジョージ・グットハート博士により1964年に発表されたアプライド・キネシオロジーを基にして行われている筋肉反射テストのことを言っていると思います。
ジョージ・グットハート博士の許可得て、1970年にジョン・F・シー博士が一般の人にも行えるようにした健康法がタッチフォーヘルス・キネシオロジーです。
なんか、まだよく分かりづらいと思うので、アプライド・キネシオロジーの基本になっている健康観から見ていきましょう。
アプライド・キネシオロジーでは、人間が健康な状態でいるには人体の構造と化学的な要素と精神的な面がバランスよく三角形に整っていることが大切だと言われています。(左図)
この三角形の一辺のバランスが崩れると、他の辺にも影響が現れてしまい全体的な健康のバランスが崩れてしまいます。(右図)
簡単な例として考えてみると、精神的なバランスが不安定になった結果、胃腸の調子が悪くなり栄養素の吸収が衰えてしまい、身体構造にも歪みが発生するということです。
今度は、キネシオロジーの基本になっている辺である構造について見ていきましょう。
右図は、グットハート博士が筋肉バランスの説明で使ったスイングドアーの図になります。スイングドアーって言うのは、西部劇などの酒場の入口にある両方向に動く扉のことです。
このドアのバランスが良いと真中の位置に保たれていますが、片側のバネが緊張するとドアは、傾いてしまいます。
ここで言うバネは、筋肉に置き換えて考えます。一般的な治療法では、この緊張した側の筋肉を操作しますが、アプライド・キネシオロジーでは、緩んで弱くなった筋肉を強くしてカラダのバランスを整えます。
少しむずかしい説明になってしまいましたが、キネシオロジーって言うのは筋肉をテストしてカラダの調子(バランス)を調べて、弱くなった筋肉を強くするような刺激を与えてカラダの機能(バランス)を整える方法です。
タッチフォーヘルスでは、古代中国のエネルギーモデルである14経絡に対応した筋肉のバランスを整えることによって健康を増進するように導いています。
タッチフォーヘルスを習った人たちが、健康の三角形の自分の興味がある分野などに応用していった結果、世界中にいろいろな種類のキネシオロジーが生まれました。ジョン・F・シー博士は、良いことはみんなに教えようという精神の持ち主だったからです。
一般的に行われているキネシオロジーは、精神・化学・構造などの健康面を改善する方法として行われているので、医学的な病状のある方は先に専門医に診断してもらうことをお勧めします。