ストレッチとセルフ筋膜リリースについて

ストレッチとセルフ筋膜リリースについて

 ストレッチと筋膜リリースの違いについては、他のページでもしていますが、その説明を書いたときよりも、アメリカでは筋膜リリースという言葉が一般的になっています。

なので、もう少し普通の人にも分かりやすい説明をイラストを入れてしてみようと思います。

以前のページでは、施術やテクニックとしての違いについて書かれているので、今回はセルフケアを通しての違いについて説明します。

筋膜リリースというのを初めて聞いた人は、こちらのページ参考にしてください。

 まず始めにストレッチと筋膜リリースの違いについて説明するのに左図を描きました。太ももの後側にあるハムストリングスと呼ばれている筋肉です。

坐骨から始まって2つに分かれて膝下の脛骨と腓骨に付着しています。二股に分かれるので、大腿二頭筋と言います。

細かいことを言うと内側と外側では名前が違ってますが省略して、まとめてハムストリングスという名称で説明をしていきます。

ハムストリングスの緊張を緩和する方法は、こちらのページでもしてます。

 では、本題に戻りストレッチとセルフ筋膜リリースについて説明をしていきます。

太ももの後ろ側のストレッチでやりやすいのは右図のような床に座って身体を折り曲げるストレッチですよね。

もっと専門的な片足ずつやる方法もありますが、イラストが難しいので分かりやすいストレッチにしました。

股関節を支点に骨盤を前に倒すと坐骨が後ろに動いてハムストリングスが伸びてストレッチがなされます。

この状態で身体の硬い人が身体を前に倒しても骨盤があまり動かないので、背中のストレッチになってしまいます。

ハムストリングスは、骨盤の下側にある坐骨から始まっているので、骨盤から身体を折り曲げないとストレッチ効果が減少します。

 次にアメリカで流行っているフォームローラーを使ったセルフ筋膜リリースの説明をいたします。

左図のようにフォームローラーの上に太ももの後側で乗った状態で、身体を前後に動かします。身体の重みでハムストリングスが圧迫された状態で転がるので、筋膜がマッサージされてリリースします。

座り仕事の人などは、お尻から大腿の後側が圧迫されていて、血行が悪くなっているので、上記のストレッチよりも効果があると思います。

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