鍼の効果の説明と関係したページ
当院で行っている鍼治療は、西洋医学的なアプローチになります。西洋医学的というと分かりづらいと思いますが、解剖学や生理学などをベースにした身体へのアプローチです。
そのことを説明した鍼の効果のついてのページが増えたので、入口になるページを簡単にまとめてみました。
治療に使う鍼は、右写真のような使い捨ての鍼を使っています。テクニックは欧米で一般に行われている、筋筋膜に対する鍼治療です。
解剖生理学的なアプローチなので、手技で行う筋膜リリースとの相乗効果も良く、痛みや不快な症状を改善に導くことが出来ます。
◇ 鍼の効果について
このページでは、鍼の効果についての解説として脳の中で起きる反応のことを説明してます。
ツボに鍼を刺した刺激が神経を経由して脳に伝わると、延髄と中脳と視床下部に刺激の信号が送られます。
その信号を受け取ったそれぞれの部位は、自律神経の調整作用や鎮痛作用のある脳内麻薬を分泌したり、抗ストレスホルモンを分泌したりして、身体の自然治癒力を発揮する方向に反応を起こします。
このページでは、鍼の効果としての背骨の中で起きる脊髄反射のことについて簡単に説明しています。
身体に鍼を刺した刺激が脳に行く前に、背骨の中にある脊髄というところで反射して刺激の信号がループして反応を起こします。
身体が凝っていて圧痛のある部分に鍼を刺すと脊髄反射が誘導されて、圧痛部位に鎮痛作用のある物質が分泌されます。
このページでは、鍼の効果として神経の末端で起きる、軸索反射のことについて簡単に説明しています。
身体に鍼を刺した刺激が神経の先の部分で迂回して、その周りの毛細血管などに刺激の信号を伝えます。
その刺激の信号を受け取った部分で、血管拡張作用がある物質が分泌されて皮膚や筋肉の血行が良くなります。
このページでは、鍼を使った筋膜リリースのアプローチを説明しています。
筋膜リリース鍼治療は、アメリカ式の鍼治療で、鍼をトリガーポイントや筋膜の緊張や短縮して硬くなった部位に刺してリリースする方法です。
身体の後面と側面と前面を筋膜ゾーンとして捉えて、その部位にあるトリガーポイントに鍼を刺して、痛みや緊張を緩和させてバランスを回復させます。
◇ パルス鍼について
このページでは、鍼に低周波の電流を流して筋肉をほぐす、パルス鍼について簡単に説明しています。
身体に刺した鍼に電気を流す治療法は、50年くらい前から行われるようになったので、東洋医学の3000年の歴史からすると新しい方法になります。
鍼に電気を流すことで、血行が良くなって筋肉がほぐれます。新陳代謝も促進され、自律神経も調整されます。