筋膜リリースとは?<マイオファーシャルリリース>

 カラダの歪みの原因である、筋肉を包んでいる筋膜の短縮とねじれをリリース(解放)するアメリカで生まれた手技療法(ボディーワーク)です。アメリカでは、理学療法やオステオパシーの分野で治療テクニックのひとつとして使われています。そのテクニックは、ボディーワーカーやマッサージセラピストなどにもセミナーを通して教えられています。

 2000年以前は、専門用語的な使われ方が多かったのですが、内視鏡の発達などで生きた人間の体の中がよく見えるようになり、筋膜の解剖学が発展したためにスポーツ分野でも筋膜リリースはコンディショニングなどに応用されて使われるようになっています。

 2016頃から日本でもテレビや雑誌などで取り上げれれるようになり、筋膜リリースは元々の手技療法という使われ方よりも、体操やコンディショニング的な使われ方が多くなったように思います。でも、一般の人に筋膜の知識が広まったことは良いことだと思います。

それでは、ボディワークとしての筋膜リリースの簡単な説明をしていきます。

筋膜のゆがみについて簡単に考えてみましょう。

 左図は、前側の繊維にゆがみが出来たセーターと考えて下さい。このセーターを着て体を動かしたとすると、ゆがみの部分だけ伸びが制限されてしまいます。

筋膜は、セーターのように上半身だけ覆っているのではなく、ウエットスーツのように体をすっぽり包んでいるので、小さな歪みでも身体を動かしたときに不快感や痛みなどを発生させてしまうことがあります。

 筋膜とは、頭のてっぺんから足のつま先までを覆っているネット状の線維のことを言います。筋肉の線維を包んでいるのも筋膜なのですが、人間の体は筋肉と筋膜の塊のようなものなので、深い部分の筋膜のことを深筋膜といい、表面の部分の筋膜を浅筋膜と呼ばれています。

自分で行う体操やフォームローラーなどで行う筋膜リリースでは、普通は浅筋膜に対して行っているので表面の筋膜動きや血行が改善されるだけになります。ちょっとしたコリやスポーツでのけがの予防にはお勧めです。

 身体の歪みがひどい場合や深いところにコリがあるときは、深筋膜に対してのアプローチが必要になるので、ボディワークとしての筋膜リリースが効果を発揮します。元々は、手技療法なので当たり前なのですが。

 ボディーワークとして行う筋膜リリースでは、浅筋膜と深筋膜の両方にバランスよくテクニックを行います。筋膜は、皮膚がカラダの外側を覆っているように、カラダの内側の骨や筋肉、内臓、神経、血管などを覆い支えています。

筋膜のイメージとしては、ちょうど立体的なクモの巣のようにカラダのすみずみまでを筋膜がネットワークとして続いているのです。なので、カラダの一部にゆがみが生じると、この筋膜を通して全身に及んでしまいます。

 長時間にわたる歪みの状態は、筋膜を縮めさせてその状態が続くことにより、ねじれを生じさせその部分の血液やリンパ液の循環を悪くさせてしまいます。その結果、コリや痛みなどの不快な症状を発生させてしまうのです。

その短縮して、ねじれた筋膜をリリース(解放)するには、ゆっくりとした持続的なストレッチを行います。

ちょうど浜辺で地引網を引くような感じでカラダの内側のネット(網)を引っぱり、縮んだ筋膜を伸ばしてカラダの歪みを整えていきます。

*詳しい専門的な説明は、筋膜リリース回答記事をお読みください。

◇ こんな方におすすめします。

・カラダの痛みや動きに違和感を感じている方

・カラダの歪みを根本的に直したい方

・深い呼吸ができるようになり、元気を取り戻したい方

・スポーツをもっと楽しみたい方 (関節可動域向上)

・健康的なカラダになり、スッキリ笑顔になりたい方