筋膜リリースとは?<マイオファーシャルリリース>
当院で行っている筋膜リリースは、身体の歪みや痛みなどの原因になる、筋膜の緊張や短縮をリリース(解放)するアメリカで生まれた手技療法です。
この頃は、筋膜リリースと言っても、手技療法というよりもセルフケアのエクササイズやグッツによる筋膜ほぐしの方が一般的になっているように思います。なので、当院では整体を付けて、筋膜リリース整体と2023年から表記することにしました。
筋膜リリースという用語は、2000年以前は専門用語的な使われ方が多かったのですが、近年は内視鏡の発達(小型化)などで生きた人間の体の中がよく見えるようになり、筋膜の解剖学が発展したためにスポーツ分野でも筋膜リリースという用語が、コンディショニングなどに応用されて使われるようになりました。
それでは、当院で行っている手技療法としての筋膜リリース整体の簡単な説明をしていきます。
まずは、筋膜とはどういうものなのかを簡単に説明します。筋膜とは、頭のてっぺんから足のつま先までを覆っているネット状の線維のことを言います。皮膚が身体の外側を覆っているように、筋膜は身体の内側の骨や筋肉、内臓、神経、血管などを覆い支えています。
筋肉の線維を包んでいるのも筋膜なので、人間の身体の内側は筋肉と筋膜の塊のようなものなのです。
そして、筋肉が何層にも重なっている部位では、筋肉と筋膜はミルフィーユのような状態になっています。深い部分の筋膜のことを深筋膜といい、表面の部分の筋膜を浅筋膜と呼ばれています。
次に筋膜が原因になる歪みについて簡単に説明します。
身体の一部の筋膜に緊張や短縮が起きると、動いたときにその筋膜が緊張した部分で伸びが制限されてしまいます。その制限によって起きる緊張が身体に歪みを生じさせてしまい、筋膜のネットワークを通じて全身の骨格に歪みが及んでしまうのです。
筋膜のイメージとしては、ちょうど立体的なクモの巣のように身体のすみずみまでを筋膜がネットワークとして続いています。
長時間にわたる筋膜の歪んだ状態は、筋膜を縮めさせて身体にねじれを生じさせてしまいます。そして、その部分の血液やリンパ液の循環を悪くさせてしまい、身体にコリや痛みなどの不快な症状を発生させてしまうのです。
筋膜リリース整体では、身体の歪みを検査してから、浅筋膜と深筋膜の両方に対してバランスよく、直接法と間接法のテクニックを行い身体の歪みを整えます。
身体に歪みや不快な症状を発生させている筋膜の短縮や癒着した部分をリリースすることで、血液やリンパ液の流れが良くなり筋肉の弾力が回復していきます。そして、筋膜リリース整体を行うことで身体のバランスも回復して、自然治癒力が働きやすい状態になっていきます。
*当院で行っている筋膜リリース整体は、姿勢を良くするアプローチです。
◇ こんな方におすすめします。
・カラダの歪みを根本的に直したい方
・深い呼吸ができるようになり、元気を取り戻したい方
・スポーツをもっと楽しみたい方 (関節可動域向上)
・健康的なカラダになり、スッキリ笑顔になりたい方