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 鍼の効果と軸索反射について

 鍼の効果についての説明は、身体に鍼を刺した刺激が脳の中で反応することと、背骨の中(脊髄)で反射することを説明していますが、今回は神経線維の末端で起きる反射について簡単に解説いたします。

身体に鍼を刺した刺激が身体の奥の方で反応するのではなく、表面に近い神経線維の先の方で反射を起こして、血行を良くする反射のことを軸索反射と言います。

軸索という言葉は、解剖学用語なので普通の人は初耳だと思います。私も鍼灸学校に行ってなければ、何それって思っていたと思います。

軸索っていうのは、神経のコードのようなモノのことです。そのコードを通って、刺激(情報)が伝わって行くのです。

 身体に鍼を刺すと軸索反射が起きると言いましたが、どのような反応が起きるかというと、左写真のように鍼を刺した周りの皮膚が赤くなってきます。

そのことをフレアー現象という用語で、鍼灸の理論の時間で習います。鍼の刺激で血行が良くなって、周りの皮膚が赤くなる反応のことです。

反射なので、敏感の人ほど赤くなりやすいし、色白の人の方が反応が見えやすいこともあります。最初から皮膚が赤くならなくても、身体の中では血行が良くなっているので効果が出てないとは言えませんが、何回か鍼治療を続けていくと身体の代謝が良くなって反応が出やすくなってきます。

 軸索反射だけではなく、以前説明している脳での反応や、脊髄反射なども鍼治療を続けるとこによって、自然治癒力が増していき身体に効果が出やすくなります。

身体の具合が悪いということは、血行も悪くなり神経も鈍くなっているので反射(反応)も鈍いということです。

 それでは、神経細胞の説明と軸索反射のメカニズムについて簡単に解説していきます。

右図は、基本的な神経細胞の構造の模式図です。右図の右側が軸索末端(神経終末)で、左側の頭みたいなところが神経細胞体になります。どっちが頭でどっちが尻尾か分かればよいので、細かい説明は省略します。

 次に軸索反射について見ていきましょう。鍼を皮膚に刺した刺激が神経の尻尾の部分で感じると、通常ならその情報が細胞体の方に伝わっていきます。

ところが、軸索反射の場合は軸索の末端で起きる反射なので、情報が尻尾の線維で迂回して毛細血管などに伝わります。その結果、CGRPなどの血管拡張作用のある物質が分泌されて、皮膚や筋肉の血行が良くなります。

簡単にいうと鍼の刺激が神経の先の方で反射が起こり、血行が良くなるということです。

反射を起こす神経線維は、C線維と言われる左図のような無髄線維です。上図は、有髄線維で軸索の部分がプールのコースロープのようになってます。反射の話なので、神経線維の説明は長くなるので止めておきます。


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