肩こりを緩和する、テニスボールマッサージ
肩が凝ったなと感じたときに自分で肩を指で押したり、つまんだりしてほぐそうとしたことがあると思います。
以前、腰痛を緩和するテニスボールマッサージのページを作ったことがあるので、今回は肩こりのページを作りました。
肩こりを感じたときに自分で押したり揉んだりしても、前側は刺激することが出来ても、後側の肩甲骨付近は手が届かないので、テニスボールなどを使って刺激するとよいです。
では、どこを刺激すると効果的か簡単に説明していきます。
左図は、背中の筋肉をシンプルに色分けして描いてます。
肩こりに関係した筋肉で身体の後側にあるのは、肩甲骨に付着する筋肉になります。
肩甲骨は、腕の骨と前側の鎖骨が一緒になって腕を動かしたときに背中をスライドするように動きます。
なので、肩甲骨に付く筋肉が凝っているとスムーズにスライドしなくなってしまい違和感の元になってしまいます。
この頃、肩甲骨体操とかもありますが、肩甲骨の動きがスムーズならば、血行が良くなって肩こりが感じなくなるということです。
左図の説明は、赤い色の筋肉が表側にあり、黄色の筋肉が内側にあります。デザインの関係で左図では、上と下で交差して描いています。
表側の筋肉と内側の筋肉が重なっているので、肩が凝ってくると筋肉同士の滑りもスムーズでなくなってしまいます。
冬の時期にきつい服を重ね着したようになり、動きが悪くなっているような感じで、窮屈になり血行が悪くなって肩こりを感じます。
身体の動きは複雑なので、肩にある筋肉でも腕を動かす方向ではたらく筋肉が違っています。その違った働きのある筋肉が重なって、いるので緊張した部分で血行が悪くなりコリを発生させてしまいます。
右図は、肩甲骨の周りに発生した痛みの分布図です。
赤い点が痛みを感じやすいところで、青い×印がトリガーポイントという痛みの引き金になる部分です。
肩甲骨の背骨側部分の筋肉にトリガーポイントが出来やすいので肩甲骨に沿ってテニスボールを当てて刺激をすると効果があります。
仰向けに寝て行うことも出来るし、仕事中などには立ったまま壁と背中の間にテニスボールを置いて、寄りかかるようにして少し体を動かして刺激するのも良いです。
テニスボールを2つソックスなどに入れて離れないようにして、首肩の付け根付近を両方刺激するのも気持ちが良いです。
腰痛を緩和するテニスボールマッサージは、こちらのページです。