眼精疲労と筋肉の緊張について

眼精疲労と筋肉の緊張について

 ここ何年も毎日、パソコンやスマホ、タブレットの画面を見ない日はなくなっているように思います。すごく便利で一度使ってしまったら、電子機器のない生活は考えられなくなりますね。

それと引き換えに目を酷使し続ける結果となり、私もドライアイの症状になってしまいました。なので、眼精疲労と目の筋肉の緊張について考えてみました。

 眼精疲労は、疲労なので目の疲れだと言えば分かりやすいですけど、目の筋肉の緊張ってなにと思いますね。目玉自体は、丸いゆで卵のようなものですが、目玉を動かし筋肉が何種類も内側に入っています。

 左図を見ると分かりやすいかなと思いますが、顔の内側に目玉を動かす筋肉が入っています。身体の内側にあるのに目にくっついているので、外眼筋と言われてます。

目玉を動かす筋肉は、6種類あっていろんな方向を見ることが出来るように動きを調整しています。左右の目で12個の筋肉が自動でうまく動いているなんて、普段は考えませんよね。

 左図は、簡単に描いているので細かい筋肉の説明は省略しますが、赤色の部分が外眼筋で、黄色の部分が上まぶたを動かす、上眼瞼挙筋です。

下図でも黄色い部分は、上まぶたを持ち上げて目を開ける上眼瞼挙筋になります。下図では、半分にカットしてますけど、目の周りにあるのは上と下のまぶたを閉じる眼輪筋です。

 目玉に関係した筋肉の説明はこれくらいにして、眼精疲労による筋肉の緊張について考えていきます。

今もパソコンを見ながら記事を書いているので目が疲れてきてますが、どうして疲れるのかと考えると、目を開きっぱなしで画面に集中しているからです。
画面の文字に視点を合わせるために外眼筋が目玉の緊張状態をキープしていて、上眼瞼挙筋が上まぶたを開けた状態にしているので、時間が経つと筋肉が疲労してきます。

筋肉は、同一の緊張状態をキープしていると血流が悪くなって疲労物質が滞ってしまいます。それは脚を動かす大きい筋肉でも目の動かす小さい筋肉でも同じことで、緊張状態が続くと血流が悪くなり疲労してしまいます。

 静的な一定の緊張状態にある筋肉の緊張を緩めるには、違う方向に動かして血流を促進させるのが良いです。なので、目玉のキョロキョロ運動がお勧めです。

まずは、十字方向を見るように目を動かします。上下左右と見てから、今度はX字方向に斜めに目を動かします。そして、右回しと左回しを2セット位してから、目をギューッとつぶってパッと開くのを3回くらいします。目を動かすときは、遠くを見るように意識して行う方が反対側の筋肉がストレッチされます。

全体を2セット位したら、今度はツボ押しで疲れを緩和させます。左図の目の周りのツボを両手の中指で内側から外側に円を描くように順番にツボを押していきます。気持ち良いくらいの強さで、2~3周くらい行ってください。

蒸しタオルで温める方法も良いのですが、すぐにできる簡単な方法の方が思いついたときに試せるので続けやすいと思います。

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