筋肉と筋膜の緊張と身体のバランス

 筋肉と筋膜の緊張と身体のバランスについて説明するのに、筋肉と筋膜について考えていきます。
このサイトの他のページでは、個別の筋肉の緊張と歪みについて説明してるページと筋膜の緊張などについて解説しているページがあります。全体的な身体のバランスを考えると筋肉と筋膜は、分けて考えるよりも一緒にして考えた方が全体的に分かりやすいので、筋筋膜という専門用語を使って考えていきたいと思います。

 では、始めに筋筋膜という言う言葉の解説から始めたいと思います。筋筋膜とは医学の専門用語で、一般的にはあまり馴染みのない言葉なので説明をいたします。

筋筋膜のことを英語では、Myofascialと言います。Myoという部分が筋肉を意味していて、Fascialという部分が筋膜と意味しています。筋肉は、筋線維が筋膜に包まれたものなので、分けて考えることはできません。

 それでは、筋筋膜の緊張と身体のバランスの関係を簡単なイラストを通して考えてみたいと思います。

左図は、つり橋をシンプルに描いたイラストです。つり橋を人体の構造として考えてみると、柱と台(道)の部分が骨格と考えられ、ワイヤーまたはロープの部分が筋肉として考えることができると思います。

つり橋は、テンセグリティー構造と同じで張力が統合して、全体のバランスと保っています。

身体に当てはめて考えてみても、筋肉の緊張のバランスで身体を動かしたり、支えたりしています。人間は、つり橋と違って動物なので、もっと複雑ですがシンプルに考えてみてください。

 次に、膜について考えてみたいと思います。

右のイラストは、キャンプなどで使うテントを簡単に描いたものです。上図のつり橋と同じような構造をしています。テントは、つり橋と違って上から吊られていませんが、ポールを中心にして左右のシートとロープの張力のバランスで構造を保っています。

テントのシートの部分を膜として考えて、ポールの部分を骨として考えると、膜と骨のバランスも大切だということが少し理解出来るかな?と思います。

先ほども言いましたが、人間は動物だからテントとは全然違うじゃないかと思う人もいると思いますが、似た構造として考えてみてください。

 それでは、身体のバランスについて考えてみましょう。

左図は、全身の筋肉図と骨格図になります。2つ並べてみると筋肉と骨格がイメージしやすいかなと思います。

骨格図だけ考えると筋肉が見えなくなり、筋肉図だけだと骨が見えなくなってしまうので、筋肉と骨格のバランスを説明するのが難しいなと思うことがあります。

 それに、筋筋膜の緊張と身体のバランスなんて言うともう少し、わかりづらくなってしまうので、上記の構造の説明を使い簡単に解説します。

人間もつり橋やテントのように、筋肉や膜の部分に緊張や短縮が起こると簡単に構造としての骨格が歪んでしまいます。

 膜って何と思う人もいると思うけど、誰でも横隔膜ぐらいは聞いたことがあるでしょう。横隔膜は、お腹のなかにあるテントです。ちょっと説明が簡単すぎるかな?

そして、骨盤の中には骨盤隔膜という膜も横方向にあります。筋肉のことをスジって言うこともあるますよね。硬くてスジばっている部分は、ロープやワイヤーのように感ることもあると思います。

 筋肉の端の部分は、腱になり骨を覆う骨膜につながっています。筋肉も筋膜に包まれていて、骨も骨膜に包まれていて筋肉とつながっているのなら、全部がつながっているということですね。

身体の一部分に緊張が起こっても、全体に波及してしまいます。歪みとは、バランスの崩れた状態で見た目も悪くなり、不健康にもなってしまいます。

骨盤周りの筋筋膜の緊張があるときに、一番分かりやすいチェックポイントは、おへその位置を見ることです。歪みが大きくなる前に、どちらかに引っ張られていないか、鏡の前でチェックすることをお勧めします。